こんにちは。飲食塾寿司コース講師の小林です。
本日は寿司学校の授業26日目でした。
今日のメインは、津本式の授業。午前中は座学、午後は実技の流れで行いました。
使用した魚はアジ、タイ、メバル、イサキ、ニシンなど。津本式で丁寧に処理を行い、数日かけて熟成していく予定です。
仕込みの工程は少なめですが、鮮度管理や包丁の入れ方にはしっかり神経を使う内容。
生徒たちも真剣に取り組んでいて、理解のスピードも速かったように感じました。
午後からは桂むきとだし巻き玉子の練習も。
桂むきではちょっと集中が切れてしまったのか、指先を軽く傷めてしまう場面も…。
でも、それもまた経験のうち。料理人の手は、時に“修行の履歴書”とも言われますよね。
だし巻き玉子の練習では、「右手に集中すると左手がサボる問題」が浮上。
箸の抜き方って、本当に奥が深い…。
でも、手の連動を意識するだけで驚くほど出来が変わってくるんです。今日も少しずつ上達を感じられました。
そして今日のちょっとした一コマ。
シャリが無かったので、残った魚で刺身の切り方の復習を。
丸皿に放射盛りを作ってみたのですが、これが思いのほかきれいに仕上がりました。
特にコチの切り方は、ポイントを伝えただけでスッと理解してくれて、包丁の使い方も安定していました。
少人数だからこそ、ひとりひとりの成長をしっかり見られるのがこの寿司学校の良さ。
焦らず、一歩ずつ、でも確実に力をつけていってくれたらうれしいです。