1番手を取りに行く内見とは?飲食店物件内見時の重要チェックポイント!

飲食店の成功は、やっぱり物件選びがカギ。けれど、競争が激しい今、どうやっていい物件を確保するのか悩んでいませんか?年間100社以上の内見を対応するコンサルタントが、物件探しで「1番手」を取るためのポイントをまとめました。出店を考えているなら、ぜひ参考にしてみてください!

1番手を取る人の事前準備はコレだ

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1番手を取る人の共通点として、内見当日に申し込みを入れることがあげられます。競合の多い物件であればあるほど、決裁するまでのスピード感が非常に重要になります。事前準備を徹底し、内見当日までに決裁に必要な材料を揃えることが求められます。内見当日までに準備しておきたい4つのポイントをまとめました。

1. 人通りや周辺環境は事前にチェック

飲食店にとって立地は最重要要素です。「内見後に昼と夜の人通りを確認してから申し込み、、、」のように考えていたら、1番手を逃す可能性が高いでしょう。変えようのない人通りや周辺環境は、内見の前に確認しておくことをお勧めします。物件情報を得たらすぐ現地で人通りや周辺環境を確認し、その結果を基に内見依頼を判断するのがベストです。集客が期待できない、雰囲気が合わない場合は内見せずに次の候補を探しましょう。

2. 図面や写真を取り寄せる

内見前に図面や内装写真を取り寄せるのは有効です。一部の物件ではこれらがない場合もありますが、多くは図面または写真が用意されています。図面または写真を入手したら、レイアウトや形状が業態に適しているか確認しましょう。既存店舗の内装業者や設計担当者に図面や写真を共有し、内見を待たずに「出店可否」を判断するのも良い方法です。

3. 内装業者に連絡、一緒に内見する

1番手を取る人は内見の場で「やるか、やらないか」ではなく「どうやるか」を考えています。ここで頼りになるのが内装業者の意見です。プロの視点から適切なアドバイスや工事費用の目安を得られるため、申し込みの判断に自信が持てます。既存店がある場合は関係した業者、新規出店希望の場合は信頼できる業者に連絡して同行を依頼しましょう。

4. 申込に必要な書類や要件を確認

内見後すぐに申し込めるよう、必要書類の準備を進めておきましょう。内見前に必要書類を確認し、内見当日に書類を渡すと良いでしょう。必要な書類として挙げられるのが、業態概要です。審査を進めるうえで必要になることが多く、モデル店舗、ターゲット層、メニュー、営業時間などを記載すると説得力が増します。匂いや煙の強い業態なら、その対策方法も加えておくと良いでしょう。また、保証人が必要な場合もあります。事前に確認し、保証人を見つけておくことでスムーズに手続きを進められます。

飲食店物件内見時の重要チェックポイント

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1. スケルトン物件の内見

スケルトン物件の場合、内装をすべて作らなければならないため、内装工事費がかかります。また、コンクリートの打ちっ放しの状態で案内されることがほとんどです。素人では、スケルトン状態の店舗を見ても判断が難しい場合が多いです。そのため、内装業者に内見同行を依頼し、店舗の内装や費用感をイメージしながら内見できるよう準備を整えておきましょう。

2. 居抜き物件の内見

飲食店において、造作売買での契約が一般的になりつつあります。造作代を支払う場合、どうしても造作物や厨房設備が実際に使えるかどうかに注目しがちです。しかし、退店する側が必ずしも見積もりを基に価格を設定しているわけではないため、設備や内装が使えればラッキーと捉える方が良いかもしれません。周辺の店舗物件の相場と比較し、価格が平均的であれば、それを契約金や権利金として納得するのも一つの方法でしょう。

3. 内見のチェックポイント

レイアウトをイメージ

事前に図面や内装写真を見ていても、内見して、イメージしていた内装と違ったと感じることはあると思います。内装業者が内見に同行する際には、事前に内装イメージを伝えておくとスムーズにいくかもしれません。

内装工事費用

内装工事費用も重要なポイントです。スケルトン物件では、内装を一から作り上げるため、費用が高額になることがあります。設備が古くなっている場合、修理や交換が必要になることがあります。そのため、現在の状態を詳しくチェックし、必要な改修費用を見積もることが大切です。特に居抜き物件では、設備が前の店舗のものであるため、リース品が含まれていないかも確認しておきましょう。

排気設備

出店業態が焼き肉や焼き鳥などの重飲食の場合、匂いや煙への対策が必須です。必要な設備の追加設置については、内見時に不動産会社や家主と具体的に確認するべきです。その場で確認を怠ると、後日再内見が必要になる場合があり、その間に競合に先を越されるリスクも生じます。

インフラ容量

現場でしか確認できないことはいくつかありますが、その一つにガスや電気などのインフラ容量があります。ガスの場合は〇号、電気の場合は〇Aといったように、出店する業態によって必要なインフラ容量が異なります。多くの場合、テナント側で増設する必要がありますが、家主や管理組合の承諾が必要な物件もあります。内見時にはインフラ容量を確認し、増設が必要な場合は家主側に必要な手順を確認するようにしましょう。

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年間100社の内見を対応してきた経験から、1番手を取る人の工夫や内見時のチェックポイントをまとめました。スケルトン物件でも居抜き物件でも、内装業者はプロの視点で的確なアドバイスをしてくれます。可能な限り、内見時に内装業者の同行を依頼することをおすすめします。

弊社の物件紹介サービスでは、お客様の希望条件や物件探しについて詳しくヒアリングし、専任の担当者が一緒に最適な物件を探します。ワンオペに適した物件選びはもちろん、店舗運営の成功に向けたご提案を行い、丁寧にサポートいたします。飲食店経営の第一歩を、安心して踏み出せるよう全力でお手伝いいたしますので、ぜひご利用ください。

 

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