6章 HACCPの考え方②
1. 注意すべき食材と調理工程
3グループ別管理に加え、HACCPの考え方に基づく衛生管理では、特定の食材や調理工程での重要な管理ポイントがあります。
・鶏卵(殻付き卵)🥚
サルモネラ菌汚染を警戒し、新鮮でひび割れのない卵を冷蔵保管します。
割卵後は速やかに調理し、中心部まで十分に加熱、器具もすぐに洗浄・消毒します。
・生食用魚介類 🐟
信頼できる業者から新鮮な魚を仕入れ、4℃以下での低温管理を徹底します。
特にアニサキス対策として、目視確認や冷凍処理(-20℃で24時間以上)を行います。
・牛・豚の肝臓🥩
食中毒リスクが極めて高く、特に牛レバーは生食用での提供が法律で禁止されています。
提供時は、中心温度75℃・1分以上を目安に、中心部まで完全に加熱します。
・異物混入の防止 🧷
毛髪や金属片などの混入を防ぐため、原材料の確認や清掃、身だしなみを徹底します。
混入が疑われる場合はすぐ提供を中止し、原因を調査します。
特に生食する可能性のある食材(卵、魚介類、肉類の一部)は、食中毒のリスクが高いことを常に意識し、慎重に取り扱う必要があります。

2. 衛生管理の記録
HACCPの考え方を取り入れた衛生管理では、各管理ポイントが適切に実施されていることを確認し、記録し、保存することが非常に重要です。
記録は、万が一食中毒が発生した場合の原因究明や、日々の衛生管理が正しく行われていることの証明、衛生管理方法の見直しや改善にも役立ちます。
<記録のポイント>
・管理計画に基づき、温度・時間等の確認結果を記録する。
・確認後は、記憶に頼らず、すぐにその場で記録する。
・決められた用紙やチェックリストを使い、正確に記入する。
・基準から外れた場合は、行った改善措置も記録する。
・記録は定められた期間(例:1年間)保存し、いつでも確認可能にする。
記録を残すことで、日々の衛生管理が適切に行われていることを客観的に示すことができます。
また、問題発生時には迅速な原因究明と改善策の立案に不可欠です。
VOICEVOX:春日部つむぎ
まとめ📋
卵・魚介類・レバー等の高リスク食材と、異物混入の重要管理点を理解し対応する。
管理ポイントの状況や問題発生時の対応を正確に記録・保存し、実行の証とする。
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