5章 労働安全衛生と危険の見える化
5章 労働安全衛生と危険の見える化
6:13
VOICEVOX:春日部つむぎ
1. 飲食店の労働災害
飲食店で最も多い労働災害は「転倒」であり、若年層の被災が目立つことも特徴です。
<労働災害と原因>
・転倒:床の水濡れ、油、通路の障害物など
・切傷:包丁、スライサー、割れた食器、缶の蓋など
・火傷:熱湯、油、熱い鍋、フライヤーなど
・腰痛:動作の反動、無理な姿勢、重い物の運搬など
💡労働安全管理の必要性
飲食店は法令上の義務が少なく安全対策が不十分な場合が多いため、安全担当者を決め、防止に向けた取り組みが求められる。
飲食店は法令上の義務が少なく安全対策が不十分な場合が多いため、安全担当者を決め、防止に向けた取り組みが求められる。

2. 危険の見える化
職場に潜む危険は視覚的に捉えにくいため、「見える化」することで、より効果的な安全活動が可能です。
これにより危険認識や注意喚起を分かりやすく伝えられます。
<「見える化」のポイント>
・写真やイラスト入りの作業マニュアルを作成。
・職場の危険箇所を示したハザードマップを掲示。
・定期的に従業員へ危険箇所や安全対策を指導。
💡危険の具体例(見える化)
濡れた床での転倒、包丁や食器での切傷、熱い鍋や油での火傷、荷物の持ち方による腰痛など、イラストや写真で危険な状況と正しい対策を示すことが有効です。
濡れた床での転倒、包丁や食器での切傷、熱い鍋や油での火傷、荷物の持ち方による腰痛など、イラストや写真で危険な状況と正しい対策を示すことが有効です。
3. 労働災害防止策と5S活動
労働災害を防止するためには、具体的な対策と5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・習慣)の徹底が効果的です。
<災害別の防止策>
・転倒防止
床の水や油はすぐに拭き取り、通路に物を置かず、滑りにくい靴を履く。
・切傷防止
刃物使用時は集中し、洗浄やゴミ処理時は保護手袋を着用する。
・火傷防止
耐熱手袋などを着用し、厨房内の熱中症にも注意する。
<5S活動>
整理:不要な物を捨てる。
整頓:必要な物を使いやすい場所に置く。
清掃:職場をきれいに保つ。
清潔:整理・整頓・清掃を維持する。
習慣:決まりを守る習慣をつける。
💡 食品加工機械の法規制
食品加工用機械は、労働安全衛生規則により、危険箇所への覆い設置や、清掃・調整時の運転停止などが義務付けられています。
食品加工用機械は、労働安全衛生規則により、危険箇所への覆い設置や、清掃・調整時の運転停止などが義務付けられています。
まとめ📋
🤕
転倒
床の水や油、通路の障害物が主な原因。
こまめな清掃や滑りにくい靴の着用で対策する。
🔪
切傷
刃物や割れ物の不注意な扱いが原因。
正しい器具使用や保護手袋の着用で対策する。
🔥
火傷
熱湯や高温の器具、蒸気が原因。
耐熱保護具の着用や声かけ、熱中症対策を行う。
クイズに挑戦✏️
Q1
飲食店で最も多い労働災害は、包丁による切り傷である。
Q2
職場の危険な箇所を示した「ハザードマップ」を作ることは、危険の「見える化」の一つである。
Q3
床が濡れていても、急でいればすぐに拭き取らずに後回しにしてよい。
Q4
5S活動の「整頓」とは、必要なものを使いやすい場所に置くことである。
Q5
割れた食器を片付ける際は、素手で作業するのが一番安全で早い。