2章 HACCPに沿った衛生管理

1. HACCPの考え方
食品衛生法により、すべての食品等事業者は「HACCPに沿った衛生管理」が義務付けられています。
※小規模営業者は、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」の手引書を参考にすることができます。
HACCP(ハサップ)とは、Hazard Analysis and Critical Control Pointの略で、「危害要因分析・重要管理点」と訳されます。
原材料の受入から製品の提供に至る全工程で危害要因を分析し、重要工程を管理・記録することで食品の安全性を確保する衛生管理手法です。
従来の抜き取り検査ではなく、工程全体を通じて危害を予測し未然に防止することで、より高いレベルの食品安全を確保します。
2. すべての事業者が実施すべきこと
HACCPに沿った衛生管理の実施にあたり、すべての飲食店や調理施設で実施すべき基本的な項目は次の通りです。
・衛生管理計画の作成
施設に合った計画を立て、従業員に周知する。
・手順書の作成
清掃や消毒などの方法を明文化する。
・記録・保存
管理の実施内容を記録して保管する。
・定期的な検証
管理の効果を確認し、必要に応じて見直す。
実施した衛生管理の内容を記録・保存することは、問題発生時の原因究明や、管理が適切であることの証明となります。
3. HACCPの7原則
大規模な事業者など、より詳細なHACCPシステムを構築する場合は、「HACCP7原則」に基づいて衛生管理を行います。
1.危害要因の分析
どんな危険があるかを調べる。
2.重要管理点の特定
特に注意が必要な工程を決める。
3.管理基準の設定
温度や時間などの基準を定める。
4.モニタリング方法
基準を守っているか確認する方法を決める。
5.改善措置
異常があったときの対応方法を決めておく。
6.検証方法
全体がうまく機能しているかを確認する。
7.記録と保存
記録を残して安全を証明する。
VOICEVOX:春日部つむぎ
まとめ📋
危害要因(HA)を分析して重要管理点(CCP)を定め、継続的に監視・記録する衛生管理手法。
衛生管理計画と手順書を作成し、その実行内容を記録・保存、定期的な検証と見直しを行う。
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