4章 食の安全とアレルギー対応

1. 食物アレルギーの知識
食物アレルギーは、特定の食品に含まれるアレルゲンを摂取することで生じるアレルギー反応です。
症状は多岐にわたり、重篤な場合はアナフィラキシーショックにより生命に関わることもあります。
<アレルギー対応のポイント>
・アレルギーを確認し、情報を正確に伝える。
・メニューや店内に情報を記載する。
・調理工程でのアレルゲン混入(コンタミネーション)の可能性も伝える。
・アレルギーを発症した場合、症状を見極め、重篤な場合はすぐに救急車を手配する。
重大な事故を防ぐため、提供するアレルゲン情報は常に最新かつ正確である必要があります。
従業員教育を徹底し、不明点は必ず責任者に確認します。
2. 特定原材料とコンタミネーション防止
食品表示法では、アレルギーを引き起こす可能性のある食品について、表示が義務付けられています。
コンタミネーションとは、意図しない混入のことで適切な防止策が求められます。
<特定原材料8品目(表示義務あり)>
えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)、くるみ
<コンタミネーションの防止>
・調理器具を明確に使い分ける。
・器具は使用ごとに十分に洗浄・消毒する。
・手洗いを徹底し、必要に応じて手袋を交換する。
・油などの共有によるアレルゲン混入に注意する。
そばと同じ釜でうどんを茹でた場合、うどんにそばの成分が微量混入する可能性があります。
情報をメニューや店内に表示するなど、お客様への情報提供が推奨されます。
3. 消費期限と賞味期限の違い
食品には、安全や品質に関する期限が記載されています。
これらの違いを正しく理解し、期限切れのものは提供しないことが鉄則です。
<消費期限>
決められた方法で保存した場合に、腐敗などで安全性を欠くおそれが無いと認められる期限。
傷みやすい食品(弁当、惣菜、生菓子など)。
※期限を過ぎたら食べないようにします。
<賞味期限>
決められた方法で保存した場合に、期待される品質が十分に保持できると認められる期限。
比較的傷みにくい食品(スナック菓子、缶詰など)。
※期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありませんが、提供には適しません。
これらの期限は、未開封で表示通りの保存方法を守った場合のものです。
一度開封したり、保存方法が異なったりすると、期限内でも品質が保証されないことがあります。
開封後の食品は、店で定めたルールに従います。
VOICEVOX:春日部つむぎ
まとめ📋
特定原材料8品目を把握し、コンタミネーション防止を徹底の上、お客様に正確な情報を提供する。
「消費期限(安全)」と「賞味期限(味)」の違いを理解し、期限切れは決して提供しない。
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