2章 計数用語と管理
1. 店舗運営の計数用語
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1. 店舗運営の計数用語
店舗責任者の最大のミッションは営業利益を最大化することです。
そのためには、売上高を最大化し、運営経費(原価、人件費、販売管理費、水道光熱費、施設費など)を最小化する必要があります。
💡FLコストとは?
F(Food)=食材費とL(Labor)=人件費の合計割合。
店舗運営ではFLコストが50〜60%に収まると健全とされます。
F(Food)=食材費とL(Labor)=人件費の合計割合。
店舗運営ではFLコストが50〜60%に収まると健全とされます。
<計数用語>
| 計数用語 | 計算式・内容 |
|---|---|
| 売上高 | 客単価 × 客数 |
| 商品やサービスを提供して得た売上の総額。 | |
| 荒利益 | 売上高 - 原価 |
| 売上高から原価を差し引いた利益。 | |
| 人時 | 作業者数 × 作業時間 |
| 従業員1人が1時間にこなす仕事量を表す単位(マンアワー)。 | |
| 人時売上高 | 1日の売上高 ÷ 1日の総労働時間 |
| 従業員1人当たり1時間でいくらの売上高を上げたか。 | |
| 人時接客数 | 客数 ÷ 総労働時間数 |
| 従業員1人当たり1時間で何人のお客様に対応したか。 | |
| 人時生産性 | 1日の粗利益 ÷ 1日の総労働時間 |
| 従業員1人当たり1時間でどれだけの粗利益を上げたか。 |
💡人時生産性と労働分配率
企業が支払える1時間当たりの人件費は、「人時生産性 × 労働分配率 」で計算できます。
労働分配率とは、粗利益に占める人件費の割合のことで、適正値は35~40%とされます。
企業が支払える1時間当たりの人件費は、「人時生産性 × 労働分配率 」で計算できます。
労働分配率とは、粗利益に占める人件費の割合のことで、適正値は35~40%とされます。
| 売上高 |
|
→
| 荒利益 |
|
2. 利益を最大化する原価管理
3:07
2. 利益を最大化する原価管理
原価管理は、設定された標準原価を維持し、利益を確保するために非常に重要です。
標準原価と実際原価の差異(ロス)を把握し、対策を講じます。
<原価管理のポイント>
・ポーションコントロール
マニュアルで決められた食材の分量を守る。
・廃棄ロス削減
調理ミス、オーダーミス、オーバーストック、不適切な検収による廃棄を減らす。
・正しい棚卸し
月末などの棚卸しを正確に行い、実際の在庫額を把握する。
<原価管理の計数>
| 計数用語 | 計算式・内容 |
|---|---|
| 原価率 | (原価高 ÷ 売上高)× 100 |
| 売上高に対する原価の割合。 | |
| 標準原価率 | (標準原価×販売数)の合計 ÷ 当月売上高 |
| あるべき理論上の原価率。 | |
| 実際原価率 | (前月末棚卸額 + 当月仕入額 - 当月末棚卸額)÷ 当月売上高 |
| 実際の仕入れと棚卸しに基づき算出される原価率。 | |
| 原価率差異 | 標準原価率 - 実際原価率 |
| 適正範囲は±0.5%であり、これを超える場合は原因を特定し、再発防止策を講じる。 |
💡原価率の目安
業態によって異なりますが、飲食店では一般的に30%前後が目安です。
業態によって異なりますが、飲食店では一般的に30%前後が目安です。
| 売上高 |
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| 売上高 |
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3. 労働時間のコントロール
2:08
3. 労働時間のコントロール
労働時間のコントロールは、人件費を適正範囲に収め、利益を確保しつつ、顧客満足を維持するために不可欠です。
業態や客単価に合せて、人時接客数・人時売上高を基準に労働時間を管理します。
<コントロールの方法>
・月間の総労働時間数を、売上予測に基づき週間ワークスケジュールに振り分ける。
※前年実績、直近傾向、イベント等を考慮
・売上実績の推移に合わせて、ワークスケジュールを調整する。
・繁忙月と閑散月で目標設定を変え、人時生産性をコントロールする。
人時生産性を高めるには、教育・トレーニングによる従業員の能力向上と、食材ロス削減による粗利益の確保がポイントです。
💡ワークスケジュールの重要性
顧客満足を損なわずにQSCスタンダードを維持し、店舗運営をするためにワークスケジュールを作成します。
これに基づく労働時間のコントロールは、店舗責任者の重要な業務です。
顧客満足を損なわずにQSCスタンダードを維持し、店舗運営をするためにワークスケジュールを作成します。
これに基づく労働時間のコントロールは、店舗責任者の重要な業務です。

まとめ
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VOICEVOX:春日部つむぎ
まとめ📋
📊
計数用語
人時売上高や人時生産性、原価率などの計数指標を理解し、店舗運営に活かす。
💰
原価管理
ポーションコントロールや廃棄ロス削減、正確な棚卸しで原価を管理し、差異を抑制する。
⏰
労働時間管理
売上予測に基づきワークスケジュールを作成・調整し、人時生産性を意識して労働時間を管理する。
クイズに挑戦✏️
Q1
FLコスト(食材費と人件費)は、店舗運営において30%程度に収まると健全とされる。
Q2
「人時売上高」とは、従業員1人あたり1時間でどれだけの粗利益をあげたかを示す。
Q3
ポーションコントロールとは、マニュアルで決められた食材の分量を守ることである。
Q4
原価率差異(標準原価率と実際原価率の差)は、±5.0%の範囲内であれば問題ない。
Q5
人時生産性を高めるには、従業員の教育・トレーニングと、食材ロスの削減がポイントとなる。