4章 発注と在庫管理
1. 発注管理と仕入れ
適切な発注管理は、過剰在庫による品質劣化やロスを防ぎ、無駄な仕入れコスト削減に繋がります。
品切れを起こさず、多すぎない適正な在庫量を常に確保することが重要です。
<仕入れ標準化の手順>
1.必要量の算出
売上計画や過去の販売実績を分析し、売上規模に応じた予測販売数量と各食材の必要量を算出する。
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2.一覧表の作成
算出した数値に基づき「売上別一覧表」などを作成し、的確な発注・仕込みを可能にする。
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3.配送スケジュールの確認
納入業者の配送日とリードタイムを把握し、次回納品までの在庫を確保するよう発注する。
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4.発注量の決定
「適正在庫量 − 現在庫量 = 発注量」として計算し、発注する。
大手チェーン店などでは、棚卸しやPOSシステムのデータを基にAIが売上を予測し、必要な食材量を自動で発注するシステムも導入されています。
2. 検収(検品・収納)
検収作業は、納品された食材の数量と品質が発注通りか確認し、適切に収納する重要な工程です。
不適切な検収は、食材ロスや品質低下、「見えないロス」に繋がります。
<検品のポイント>
・数量の確認
発注・納品書・現物の3点の数量を照合する。
・納品書の確認
品名、単価、単位、計算に間違いがないか確認する。
・品質の確認
品質基準に合っているか、配送中の破損がないか確認する。
・日時の確認
指定した日時に納品されたか確認する。
<収納のポイント>
・決められた場所に、先入れ先出しを徹底して収納する。
・常温品以外は、原則として箱に当日の日付や曜日を記入する。
納入業者とは、各食材の品質基準を明確にし、品質維持とトラブル防止のために書面で契約することが重要です。
基準外のものはその場で返品し、良品を納品させます。

3. 棚卸し
実地棚卸しは、発注量の決定や品質管理、正確な原価管理のために不可欠です。
毎日または定期的に(月末など)的確かつ厳正に行う必要があります。
<棚卸しのポイント>
・サンプル品や空箱は事前に処理し、返品するものは業者ごとにまとめる。
・カウント担当者と記入者の2人1組で行うことが望ましい。
・在庫を指しながら、未開封以外はバラまで数え、相互確認・復唱しながら記入する。
・単位・数量・単価・計算にミスがないか確認する。
・担当者、立会人、店長がサインし、期日までに提出する。
VOICEVOX:春日部つむぎ
まとめ📋
売上予測から必要量を算出し、在庫や配送を考慮して「適正在庫量-現在庫量」で発注する。
納品時に発注書・納品書・現物の3点を確認し、品質や数量をチェック後、先入れ先出しで収納する。
毎日または定期的に、2人1組で単位や数量、単価を相互確認し、正確な在庫を把握する。
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