スターバックスコーヒージャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:水口貴文)は、2025年3月12日(水)より、春の新シーズン「Coffee as Play Ground」をスタートする。その目玉商品として登場するのは、味の変化を楽しめる新体験型フラペチーノ®「春空 ミルクコーヒー フラペチーノ®」である(Tallサイズのみ:持ち帰り 736円/店内利用 750円)。同社はこれまでも、季節ごとに期間限定メニューを展開してきたが、今回は特に「体験」を重視し、飲む人自身が味を変化させられる設計となっている。飲食業界では、単なる商品提供にとどまらず「体験価値」を重視したメニュー開発がトレンドとなっており、本商品もその流れを取り入れた一品である。
「春空ミルクコーヒーフラペチーノ®」は、コーヒーとミルクのまろやかな味わいをベースにしたフラペチーノ®だが、中にはストロベリーソースを閉じ込めた「ストロベリーボール」が隠されている。飲み進めるうちにストローでボールが割れると、甘酸っぱいストロベリーソースが広がり、味の変化を楽しめるのが最大の特徴である。最初はミルクコーヒーのコクと優しい甘さ、後半にはストロベリーの爽やかな風味が加わり、まるで2種類のドリンクを味わっているかのような感覚が楽しめる。さらに、ピンク色に変わるビジュアルはSNS映えにも最適であり、視覚的な楽しさも提供する。
新商品の発売を記念して、3月10日(月)〜3月19日(水)の期間、渋谷パルコ店では特別イベント「春空ボールパーク」が開催される。イベントでは、商品の仕組みを紹介する展示や、フォトスポット、プリクラ体験などが用意され、来場者が“味の変化を楽しむ”というコンセプトを実際に体験できる空間が演出される。こうしたリアルイベントを通じて、単なる商品の販売だけでなく、ブランドへの共感やエンゲージメントを高める狙いがある。近年、飲食業界では「モノ消費」から「コト消費」へのシフトが進んでおり、スターバックスのこの取り組みも、そのトレンドに沿った戦略といえるだろう。
飲食店において、商品の味や品質はもちろん重要だが、それに加えて「体験」としての魅力を提供することが、集客やリピーター獲得の面でますます重要になっている。STARBUCKSの今回の施策は、単なる新作ドリンクの提供にとどまらず、消費者自身が「参加」できる仕掛けを持たせることで、ブランドへの愛着を深めるアプローチとなっている。飲食店経営においても、視覚的に楽しめる要素や、消費者が“手を加えて変化を楽しめる”工夫を取り入れることが、今後のメニュー開発のヒントとなるかもしれない。 「春空 ミルクコーヒー フラペチーノ®」は、全国のスターバックス店舗(一部店舗を除く)で2025年3月12日(水)より販売開始される。消費者が主体となって楽しむ「体験型」メニューが、今後の飲食業界にどのような影響を与えるのか、注目したい。
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