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特定技能1号&飲食店の店長代理!語学力をUPするために工場勤務から居酒屋のホールスタッフへ!

作成者: 青山萌依|Apr 3, 2025 7:25:36 AM

2019年に技能実習生としてベトナムから来日し、現在は東京・虎ノ門にある居酒屋で店長代理を務めるガーさん。
お客様を一見さんから常連さんに変える接客力を持つ、愛嬌とパワーのある女性です!

イキイキと働くガーさんの原動力はなんなのか、将来叶えたい夢はなんなのか、取材しました。

 

お客様を常連に変える接客力|外国人材のやりがいとモチベーション

 

 コミュニケーションが生み出す、お客様との深い繋がり

東京・虎ノ門の横丁で店長代理を務めるガーさんにとって、仕事の最大のやりがいは接客です。特に、初めて来店したお客様が何度も足を運んでくれる「常連さん」になった瞬間に喜びを感じると言います。

ーーー 飲食業の仕事でやりがいや充実感を感じるのはどんな時ですか?

「接客です!特に、常連じゃなかったお客さんが常連さんになってくれた時にやりがいを感じます。ランチ・ディナーのどちらも営業していますが、お客様と密接にコミュニケーションを取るのは夜が多いです。最初はなかなか顔を覚えられないのですが、「この方はいつも来てくれるな」と気づいた時は、「いつもありがとうございます」と声をかけています。お料理の味の説明だけでなく、お客様自身の話や、私の母国であるベトナムについて話すこともあります。日本人の皆さんにベトナムを知っていただけるのはとても嬉しいですし、「頑張ってね」と応援された時はやる気も湧きます!浜焼き真鶴を1人でも多くの方に知っていただけるよう、私も仕事に励んでおり、その時間が何よりも充実しています。」

 

製造業から飲食業へ。日本語習得のためのキャリアチェンジ

ガーさんは、もともと飲食業に携わっていたわけではありません。来日当初は岩手県の缶詰工場で技能実習生として働いていました。しかし、ある強い思いから、飲食業への転職を決意します。

ーーーもともと飲食業に携わっていたのでしょうか?
「自分から「接客を通して日本語を学ぼう!」と思い始めたのがきっかけで、もともと飲食業ではなく製造業の仕事をしていました。私が日本に来た2019年は、岩手の缶詰工場で働いていました。毎日作業着を着て、黙々と同じ仕事を繰り返していましたが、従業員の皆さんと話すのは日常会話程度の日本語でした。「もっと日本語を流暢に話せるようになりたい」と思い立ち、3年間の工場勤務に幕を閉じて飲食業に転職しました。」

 

現在働いている海鮮居酒屋では、ホールとキッチンを兼任しているガーさん。前職を含めた2店舗での接客経験を積み重ね、現在に至っています。

店舗では、カウンター越しにガーさんが浜焼きを焼く様子が見られます。

採用担当者必見!外国人材が日本語を学び、キャリアを描くリアル

 

外国人スタッフに学ぶ!日本語力アップの秘訣

ガーさんが日本で最初に直面した壁は「日本語」でした。ネイティブが話すスピードや、人によって異なる発音、抑揚に苦労したと言います。

 

ーーー 日本で生活を始めて最初にぶつかった壁はなんですか?

「一番は日本語です。当時は相手がなんと言っているのか理解できず、日本人が話すリアルなスピードについていけませんでした。

実際に日本人が話すと、人によって発音や抑揚が異なるため、同じ言葉でも違う言葉のように聞こえる時があります。自分でYoutubeやPodcastを活用して、ネイティブの話すスピードに慣れるよう勉強しました。接客をするようになってからは、よりスムーズな会話ができるように話す練習も独学でおこなっています。Youtube上で、聞き取り試験のような簡単なテスト動画があるので、それらを活用して実力を試したりもします。」

 

 特定技能2号取得を目指す、夢を追う外国人スタッフの挑戦

ガーさんの今後の目標は、居酒屋の店長になることです。お客様とスタッフの距離が近く、会話が多い居酒屋という環境が、彼女の夢を後押ししています。

 

ーーー今後の目標を教えてください!

「居酒屋の店長になることです!居酒屋を選んだ理由は、お客様とスタッフの距離が近く会話が多いからです。お客様の話を聞き、話すことで働きながら日本語を勉強することができると考えています。
これからも大好きな日本・東京で働くために、特定技能2号の取得も頑張っていきます。技能実習生から特定技能1号の試験は、「とても難しい試験だよ」と聞いていましたが、しっかり準備したおかげで無事に合格できました。1号から2号の試験も、私なら乗り越えられると思っています。頑張ります!」

 

(インタビュイー:ガーさん / 取材・執筆:青山)

 

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