トロとは、簡単に言うとマグロの脂がのった部位の総称です。赤身より脂が多く、口の中でとろけるような食感が特徴で、寿司の中でも特に人気のある高級ネタです。
肉でいうと、特上カルビと上ロースみたいな感じですね。
トロは、その中でも3つのランクに分かれています。
・大トロ
ではその違いを見ていきましょう。
・部位:マグロの腹の一番外側(腹カミや腹ビレ付近)
・味:とろけるような濃厚な脂身、甘みが強い
・価格帯:最も高価。寿司店では一貫で数千円することも
・肉でいうと:霜降りサーロイン・特上カルビなど
大トロはマグロから取れる部位が一番少なく、その貴重さから値段が一番高くなっています。
・部位:背中〜腹の中間あたり
・味:赤身の旨味と脂のコクが両立
・価格帯:高級寿司店では高めだが、大トロよりは安価
・肉でいうと:上ロース・ミスジなど
大トロより脂が少ないため、「脂が多すぎるのは苦手…」という方には、バランスのよい中トロがおすすめです。
「トロ」という名前の由来は、トロっとした食感からきていると言われています。他にも、寿司職人の隠語的な由来として、「とろりとした脂が特徴だから」「脂が多くて“とろ”っとするから」など諸説ありますが、いずれも食感に由来したネーミングです。
|
部位の名前 |
特徴 |
おすすめの人 |
|
大トロ |
最も脂が多く、濃厚でとろける |
脂好き・贅沢したい人 |
|
中トロ |
赤身の旨味と脂のコクのバランス |
初心者〜通の方まで |
|
赤身 |
さっぱりした味で鉄分も豊富 |
脂が苦手な人、ヘルシー志向の方 |
寿司を食べるとき、トロの部位や違いを知っているだけで、味わい方・楽しみ方が深くなります。
次に寿司屋に行った際には、ぜひ「中トロ」「大トロ」の違いに注目してみてください!