近年、食べログやぐるなびなどのグルメサイトを利用する人が減少しています。実際に「信用していない」「使っていない」と回答するユーザーも増え、代わりにGoogleマップやSNSを活用する流れが主流となってきました。
本記事では、この変化を背景に、飲食店オーナーが今すぐ取り入れるべき新しい集客戦略を5つ紹介します。コストを抑えて実践できる施策も多いため、集客に悩む方はぜひ参考にしてください。
裁判沙汰にもなった食べログの点数操作問題などを背景に、「グルメサイトの点数はあてにならない」と考えるユーザーが増えています。実際、ある調査によると、グルメサイトを「信用していない」と回答したユーザーは約30.3%、「使っていない」という回答も20.9%に達しています。一方で「積極的に活用している」と答えた層はわずか5.7%にとどまっており、グルメサイト離れが顕著になっています。
スマートフォンで店舗を探す際、Googleマップを使う人が大多数を占めるようになりました。Googleビジネスプロフィール(GBP)を見て予約や来店を決めるケースが増えており、口コミや写真、営業時間などの情報が重要視されています。実際に、飲食店選びの情報源として「Googleマップ・Google検索」を利用する人は80%以上にのぼるとの調査結果もあります。また、Z世代や若年層を中心にInstagramやTikTokなどSNSでの検索・情報収集も主流になっており、「SNSで話題になっているかどうか」が来店動機の一つとなっています。
掲載料や手数料がかかるグルメサイトをやめて、公式サイトやSNSに注力する飲食店も増えています。たとえば、Instagramでの予約受付機能やLINE公式アカウントによるキャンペーン配信などを導入する店舗は、2021年からの2年間で約2倍に増加しています。これにより、顧客との直接的な関係構築が可能となり、リピート率向上にもつながっています。
ここでは、特に専門用語を避けながら、集客のために実践すべき内容を丁寧に解説します。
「Googleビジネスプロフィール(GBP)」は、GoogleマップやGoogle検索で店舗を探した人に向けて、店名・住所・営業時間・電話番号・写真・口コミなどの情報を表示できる無料のサービスです。これを整備することで、グルメサイトを使わなくても自分の店を見つけてもらいやすくなります。
たとえば、「新宿 カレー」と検索した際に、自店がマップの上位に表示されると、それだけで来店率が上がります。これを可能にするのが「MEO(Map Engine Optimization)」という地図上の検索対策です。
グルメサイトへの依存は徐々に薄れ、今やGoogleやSNSが集客の要になっています。
さらに、近年注目されているのが「インフルエンサーマッチングサービス」の活用です。これは、飲食店と相性の良いインフルエンサーをつなぎ、実際に来店・発信してもらうことで認知度や来店数を一気に高める方法です。費用対効果が高く、SNS時代に適したプロモーションとして導入する店舗が増えています。
当社では、こうしたインフルエンサーマッチングのご相談も受け付けています。ご興味のある方はぜひお気軽にご連絡ください。時代に合った情報発信を行い、ユーザーが本当に求める情報を「自社のチャンネル」で届けることが、飲食店の生き残りに欠かせない時代になりました。まずはGoogleビジネスプロフィールを整備し、SNSと公式サイトを連動させた導線を作ることから始めましょう。