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【特定技能 インタビュー】鰻屋で店長代理に抜擢!ベトナム出身・リンさんが語る「信頼される人材になるために大切なこと」

作成者: 青山萌依|Jun 19, 2025 8:43:52 AM

今回インタビューしたのは、品川の鰻屋で店長代理をしているリンさん。技能実習生として広島のプラスチック工場で働いたのが最初のステップでした。その後、福岡のうどん屋、そして現在は東京・品川へと活躍の場を広げています。
責任感が強く丁寧に仕事に向き合うリンさんに、店長代理として意識していることや、今後の目標についてインタビューしました。

 

ベトナムから日本へ来ることを決めたきっかけ

母国・ベトナムを飛び出し、日本へやってきたリンさん。何が彼女を突き動かしたのか、インタビューしました!

日本を選んだ理由は、「四季」と「景色」

春は桜、夏は青々とした緑にあふれ、秋、冬とシーズンごとに違った表情を見せる風景は、日本人だけでなく海外の人からも大切にされています。

 

ーーー日本の風景がお好きなんですね!
はい、日本の景色が大好きです。春夏秋冬で景色が大きく変わるのが魅力的です。桜を好きな人が多いと思いますが、私は冬の雪景色も好きです。次の季節が来るのが楽しみで、1年中景色を楽しんでいます。


ーーーということは、お休みの日の過ごし方はアウトドアが多いですか?!

派手な遠出はあまりしないのですが、よく1人でお散歩に行きます!特にお台場がお気に入りスポットです。都会的でロマンチックな感じというか…特に夕焼けがお気に入りで、大好きな日本の景色×夕日は何度見てもうっとりしてしまいます!

 

技能実習生からスタートした、日本でのキャリア

店長代理として、お店を運営しています。店長がコスト管理や発注、新人教育など、お店の裏側を支えているため、私は店頭に立ってお店の表側の仕事を担当しています。店長代理になってから、「どうすればトラブルを未然に防げるのか」「どうしたら注文数を増やせるか」ということまで考えられるようになりました。仕事の効率も上がってきて、最近ではお客様をお待たせする時間を減らし、素早く料理を提供することができています!

 

技能実習生としての最初の一歩は、広島県でスタート

来日後は、技能実習生としてキャリアをスタートさせたリンさん。現在のお仕事に就くまで、どこでどのような日々を送ってきたのか伺いました。

ーーーリンさんが日本に来て最初に就いたお仕事は何でしたか?
プラスチックを作る工場です。広島県にあります。毎日決められた作業を決められた通りにこなさなければいけなかったのですが、日本語がよく理解できなかったため、指示を正確に把握することにいつも時間がかかっていました。作業中は各自黙々と取り組むので、頻繁に日本語を話す必要がない環境は、当時の自分にとっては安心感が大きかったです。

ーーーリンさんはお話するのが好きなように見えますが、以前は苦手意識があったのですか?

はい、苦手でした。日本語が上達するにつれて話すのも楽しくなったので、当時のメンタルは日本語力が大きく関係していたと思います。今はコミュニケーションを取ることが好きです!

 

特定技能ビザを取得し、新しい環境に自ら飛び込んでいく

日本でもっと働きたいという思いから、特定技能1号を取得し、特定技能ビザとして再び働き始めたリンさん。日本での生活にも慣れ始め、新しいことに挑戦してみたいという意欲も湧き始めたのだとか。

ーーー特定技能ビザ取得後は、どのような仕事をしていたのでしょうか?
福岡県のうどん屋さんで働き始めました!そこが大体1年ほどで、その次は現在の鰻屋です。

ーーー広島県→福岡県→東京都と、かなりの大移動ですね!(笑)
はい(笑)新しいことに挑戦したいという気持ちが強くて、場所を気にせず気になったものに挑戦してみたらこうなりました。日本のことを全然知らないので、大きくエリアが変わることはむしろワクワクしてました。同じくベトナム出身の友達は、皆東京に住んでいる人が多いので、現在の仕事はプライベートも充実させることができて気に入っています。

ーーー「積極的に新しい環境に飛び込む」というリンさんの考えはいつ頃から芽生えたものなのでしょうか?

もともと好奇心旺盛な性格ではあると思いますが…日本でも自分らしく振る舞えているのは、周囲の方々が私を認めてくださっているからだと感じています。異国の地にきて何もかも不慣れでしたが、暖かく迎え入れてくれて、私の拙い日本語をいじることもなく笑顔で話を聞いてくれたのが嬉しかったです。「自分はここにいていいんだ!」という実感が湧きました。日本人の皆さんがとても優しくて、とても大好きです。

 

店長代理への昇進が、リンさんの自信に繋がった

技能実習生として日本にやってきたリンさんが、ついに店長代理へ昇進。
当時のお気持ちと、現在のお仕事内容について伺いました。

現場の最前線に立ち、“作業”から”運営”へ


ーーー店長代理に就任した時は、どんなお気持ちでしたか?

とても嬉しかったです。自分がこのお店に必要とされているように感じて、さらにやる気が湧きました。任せていただいたからには、お店もスタッフも支えていきたいと強く感じました。


ーーー店長代理になって、仕事の内容やリンさん自身の意識はどのように変わりましたか?

現在は、店舗の“顔”として、お客様対応や現場のオペレーションをリードする役割を担当してています。店長が経営管理などの裏方を支えるからこそ、自分は店頭で全体をまとめる立場だと意識しています。

仕事の視野も変わり、「注文数をどう増やすか」「トラブルをどう防ぐか」といった、経営的な視点から現場を見るようになったと思います。

 

オペレーションにも気を配り、“クレーム0”を目指す

1人でも多くのお客様に満足してもらえるよう、スタッフ全体の接客にも気を配るようになったというリンさん。自分の言動がスタッフの働く姿勢にも影響すると感じ、初心を思い返しながら取り組んでいるそうです。


ーーー仕事の効率を高める上で意識していることは何ですか?

スタッフの動きや時間帯ごとのオペレーションを観察・調整し、その都度より良くしていくことです。効率が悪い=スタッフの動作が遅いことが必ずしも原因ではないと思います。これまで当たり前のようにしていたことが、よく考えると無駄な動きを挟んでいたりします。「お客様をなるべくお待たせしない」ことを意識した動きが、店舗の評価にもつながっています。

職場で特に大切にしているのは、コミュニケーション

スタッフとのコミュニケーションです。一緒に働くうえで相手がどんな人物なのか知ることは重要なことだと思います。仲間のことを知ろうとする気持ちが、職場の雰囲気を良くし、チームとしての連携にも繋がるのではないでしょうか。日々の挨拶や気配りの積み重ねが、より働きやすい環境を作っていくと信じています。実際に、毎日スタッフのみんなと協力しながら働くのがすごく楽しいです。みんなのおかげで、私も楽しく働けています!

 

 

スタッフ同士のコミュニケーションは、現場での連携に直結する

 

ーーーどうしてスタッフ間のコミュニケーションを重視してるのでしょうか?
スタッフ同士のコミュニケーションが必要だと感じるようになったのは、店長代理になってからです。現場を広い視野で観察するようになって、仲が良い人同士が仕事をする時と、あまり普段か会話をしない人と仕事をするときでは、呼吸の合い方がまるで違うんです。仕事は仕事、プライベートはプライベート、ときっちり分けて考える人も多いかと思いますが、スタッフ同士の信頼関係を築けると、現場でのパフォーマンスも圧倒的に向上すると感じます。「阿吽の呼吸」というものです!

ーーーリンさん流のコミュニケーションについて教えてください!
自分の好きなものについてガンガン話すことです!(笑)プライベートな部分を自分から先に話すように意識しています。失敗した時や、スムーズな連携が取れた時など、こまめに「ありがとう!」「次気をつけよう!」などの声掛けも意識しています。「一緒にやっている」という意識が芽生えることで、相手のために自分は何ができるかという視点に切り替わりますし、思いやりの精神が、接客にも影響すると思います。


ーーー信頼関係の構築が、実際に現場で効果を発揮していますか?
はい!仲が深まって意見を言いやすくなることで、「自分はこうしたほうがいいと思う」「私これやるよ!」などと連携プレーが生まれやすくなっているように感じます。

 

リンさんの今後の目標を教えてください!

今は店長代理として店長をサポートしていますが、もっと経験を積んでいきたいです。将来はお店をしっかり任せてもらえるような店長になりたいと思います。そのために、日々の仕事を大切にしながら、責任感を持って行動し、もっと成長していきたいです。

(インタビュイー:リンさん / 取材・執筆:青山 )

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