特定技能人材へのインタビュー第1回目は、在日6年目、ベトナム出身のフォンさん!
現在は、鰻専門ファストフード店「名代 宇奈とと」(神田店)で働いています。
日本が大好きだというフォンさんに、働いていて楽しいと感じる瞬間、日本での生活の中で芽生えた目標についてお聞きしました。
私は日本のおもてなしの言葉が大好きです。ベトナムは日本のような接客はしません。日本には「ごゆっくりどうぞ」といったお客様を大事にする文化があります。私のおもてなしでお客さんが満足してくれると、それをみている私も幸せな気分になって楽しいです。お客様と日常生活のことやベトナムのことについてお話することもあり、日本人の方がベトナムのことを知ってくれるのも嬉しいです。
日本はベトナムに比べて寒いので、体が寒さに慣れるまでが大変でした。日本で最初に働いたのが青森県の服飾工場だったのですが、こんなに寒いとは知らず防寒対策を全くしていませんでした。朝は30cmほどの雪がどっさり積もっていて、毎朝雪かきをしてから出勤していました。困った時は従業員のおばあさん達がアドバイスをしてくれたり、ナスやジャガイモなどのお野菜を分けてくれたのが嬉しかったです。日本人の心の温かさに助けられました。
←母国・ベトナムでは見られない雪景色を堪能したというフォンさん。写真は青森県で撮影されたものです。
名代 宇奈ととがベトナムのハノイやホーチミンにもあるところが嬉しいです。もし帰国することになっても、大切な思い出がベトナムにもあるような感じです。私が働いている宇奈ととは神田店ですが、他のお店にヘルプに行くこともあって、それがきっかけで友達ができたりします。場所は離れていてもベトナム人同士の横のつながりが持てるところが良いと思います。それが仕事のやる気にもつながっています。
特定技能2号を取得することです。現在は特定技能1号で、このVISAはあと1年3ヶ月程有効ですが、これを過ぎるとベトナムに帰国しなければいけません。私は日本が好きなので、このまま日本で働き続けたいと思っています。試験は5月にあります。今はその試験に向けて、毎日勉強を頑張っています。
優しくて親切な日本人が大好きだと語るフォンさん。日本のおもてなしの精神を受け継ぎ、お客様が気持ちよくお店を利用できるように心がけているそうです。印象的だったのは、可愛らしい笑顔!話しているとこちらまで笑顔になれました。どんな環境でも、自分らしさを大切にしながら挑戦を続ける彼女の姿勢が、多くの人にパワーを与えているのではないでしょうか。彼女が彼女らしくいられるよう、当社も精一杯サポートしてまいります!