食べログ評価に影響するのは味だけじゃない？“立地と物件選び”の意外な関係

飲食店の評価を決定づける大きな要素のひとつが「食べログ」です。2025年時点で掲載店舗数は80万件以上、月間ユーザーは1億人以上という巨大な影響力を持つプラットフォーム。とくに3.5点以上を獲得すると、検索結果の上位表示やSNSでの波及が加速し、新規集客の大きな追い風になります。

では、この食べログの評価は「味」だけで決まるのでしょうか？ 実は、多くのユーザーが書くレビューを見ていくと、「立地」「店内の雰囲気」「アクセスのしやすさ」といった、物件に起因するコメントも非常に多いことに気づきます。

評価に影響する“物件的要素”

食べログレビューによく見られる、味以外の評価要素は以下の通りです。

• 「駅から遠くてわかりにくい」
• 「外観が目立たず通り過ぎそうになった」
• 「並ぶ場所がなくて炎天下でつらかった」
• 「階段で2階まで上がるのがしんどい」

つまり、アクセス・視認性・快適性といった物件のスペックが、レビューに大きな影響を与えているのです。どれだけ料理がおいしくても、来店体験の中にストレスがあると、評価は伸び悩んでしまいます。

店舗物件選びで押さえるべきポイント

開業時に物件を選ぶ際、下記のポイントを見落とさないことが、長期的に高評価を得るためのカギとなります。

• 視認性の高い外観や看板が設置できるか？
• 来店導線がスムーズか（入り口がわかりやすい・動線が狭すぎない）
• 並びやすいスペースがあるか（人気店を想定）
• 雨風・暑さ寒さをしのげる待機場所の有無
• 夜間の照明環境、周辺の治安

これらは一見すると「設備」や「条件」に見えますが、結果としてレビューやリピート率に直結する要素なのです。

評価を高める＝顧客体験を最適化する

レビューは、顧客の体験の“総合評価”です。料理だけでなく、「入りやすさ」「居心地」「ストレスの少なさ」も含めた体験全体が、点数やコメントとなって現れます。

そのためには、最初の物件選びが極めて重要。どんなに料理に自信があっても、「それを最大限引き出すステージ＝物件」が整っていなければ、本来の力を発揮できません。

評価を味方にする物件選びを

食べログ評価を高めたいなら、味だけで勝負するのではなく、物件選びの段階から“レビューされる体験”を設計することが必要です。

私たちは、飲食店向けに最適な物件をご提案する中で、「評価されやすい物件条件」も踏まえてご紹介しています。開業後の集客やブランド力を高めるためにも、最初の一歩＝物件選びを一緒に戦略的に進めてみませんか？