海外で寿司職人は厳しい?年収1,000万円になるって本当?

「海外で寿司職人として働くのは厳しい?」「海外の寿司職人は儲かると聞いたけど本当なの?」と考えている方はいませんか?

この記事を見てくださっている読者の中にも、当てはまる方がいるかもしれません。

現在、海外で働く日本人の寿司職人が増加しています。

この記事では、増加の背景と寿司職人になるためにどうすべきかをお伝えしていきます!

 

【結論】海外で寿司職人として働くのはメリットの方が大きい

結論から言うと、海外で寿司職人として働くのは、メリットの方が大きいと言えます!

もちろん寿司職人になるまでに時間やお金を要しますが、海外の方が給料が高いため金銭的余裕が生まれやすい傾向にあります。近頃はそのような現状を踏まえて、卒業後の海外出店サポートをおこなう寿司学校もあります。当校でも海外の子会社と提携して海外出店サポートをおこなっております。

現在では、全くの未経験から寿司職人になる人も珍しくありません。寿司職人はセカンドキャリアとしてもおすすめの職業です。

日本の寿司職人が海外で増えている理由

「寿司」は日本を代表する食べ物の1つであり、世界的にも有名な食べ物になっています。そこで、寿司を握れる人材「寿司職人」の雇用が海外でも増加しています。その理由を一緒に見ていきましょう。

寿司が世界中で人気になっている

2013年の12月4日、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されましたね。これを皮切りに、日本人の伝統的な食文化として和食が世界的に知られるようになりました。寿司もそのうちの1つであり、外国人に大人気です。現に、海外における日本食レストランの数は年々増加しています。

 

<海外における日本食レストランの概数>

農林水産省の調査によれば、2023年の海外における日本食レストランは、2021年の約15.9万店から約2割増の約18.7万店に及びます。

地域別に見ると、以下の通りです。

・北米 約28,600店

・中南米 約12,900店

・ロシア 約3,200店

・アジア 約122,000店

・欧州 約16,200店

・中東 約1,300店

・アフリカ 約690店

・大洋州 約2,500店

(出典:農林水産省「海外における日本食レストランの概数」令和5年10月13日公表)

 

日本よりも給料が高い

働くうえで見過ごせないのが「給料」です。

働く国・地域によって変わるのはもちろん、海外駐在か現地採用かによって金額は変わるため、明確にお伝えすることは難しいのが現状です。

ですが、日本で寿司職人を目指した場合、月給は20万円ほど、年収でも200万円~300万円が相場といわれていますが、海外では下っ端のレベルでも年収1,000万円だと言われています。「美味しいものを食べたり作ったりするのが好き」「魚釣りが趣味で、釣った魚を捌けるようになりたい」という人は、“寿司職人”という道を新たに考えてみませんか?

 

寿司職人に転職するメリットとデメリット

「海外で寿司職人として働けばお金持ちになれる!」「余裕のある暮らしができるぞ!」とワクワクだけが先走っていませんか?

海外で寿司職人として働くことのメリットとデメリットを見直して、自分の将来設計についてもう一度深く考えてみましょう!

 

海外の寿司職人に転職するメリット

まずは、海外の寿司職人に転職するメリットをお伝えしていきます。

長い修行が必要ない

皆さんは“修行”と聞くとどんなイメージが思い浮かびますか?

「厳しい」「10年ぐらいかかる」「弟子入りして皿洗いばかりやる」等、ポジティブな言葉があまり聞こえてこないのが“修行”です。実際に、寿司の修業は「飯炊き3年握り8年」といわれており、容易に足を踏み入れることのできる世界ではないと思う方が多いです。

しかし、海外の寿司レストランでは数か月の修業であっても「経験者」と見なされる傾向にあります。そのため、基礎技術さえ身につけていれば、日本の寿司職人と違ってすぐに板場に立つことができます。

 

日本という国籍が強みになる

海外では、日本食の1つである寿司を「日本人が握った」ということに価値があります。本場の味を知る人が握ったとなれば、寿司の本当の味を知らない外国人にとっては貴重なものになるのです。



国内で得られない経験やスキルが身につく

旅行で行くのとは違い、海外の人と仕事で深く繋がることになります。また、現地の文化や価値観の違いに気づかされる場面も多々あるでしょう。

新しい土地で、新しい人々と、新しいことに挑戦するのは人生で最高の経験になります。グローバルな感覚が養われるため、海外で働いた経験は今後大きなアドバンテージとなります。

 

海外の寿司職人に転職するデメリット

次は、海外で寿司職人として働くうえでのデメリットをお伝えします。

デメリットといっても工夫次第で改善できるものばかりですのでご安心ください!

語学力を身につける必要がある

海外で働くのであれば、現地の言葉を学ぶ必要があります。最初からがんがん覚えなければならないというわけではありませんが、現地で寿司屋を営む、寿司職人としてレストランで働くとなれば、コミュニケーションは必要不可欠ですよね。

寿司の技術に長けていても、自分の考えや持つ技術を現地の人に伝えられるレベルの語学力がなければ働きにくくなってしまいます。

 

国によって渡航費や生活費などの出費がかさむ

寿司職人として働きたい国によって、かかる費用は異なります。渡航費や生活費に加えて、ホテルへの滞在費やビザの申請料、引っ越し費用などお金はどんどん必要になってきます。金銭的に余裕のない人にとってはハードルの高い挑戦となってしまうでしょう。

 

環境の違いによって工夫や努力が求められる

海外のお寿司には「カリフォルニアロール」や「フルーツ寿司」など海外現地向けにアレンジされたものがあります。これは、海外の人と日本人で味の好みが異なるからです。また、海外では生魚が苦手な人が多く、ネタの種類が限られてしまう傾向にあります。働く場所によって様々な工夫が求められるといえるでしょう。

 

海外で活躍する寿司職人になるにはどうすればいい?

前述したように、海外で寿司職人として働くうえで苦労することもありますが、給料が良い、新たな人生経験を積めるなど、メリットも多いです。では実際に海外で寿司職人として活躍するにはどうすればよいのでしょうか?

ここでは、寿司職人として海外で働くためにやるべきことをお伝えします。

 

寿司の技術を体得する

寿司職人になるためにまず必要なのが、寿司の技術です。

未経験から寿司職人を目指す場合、寿司職人の養成学校や調理学校に通うのがメジャーなキャリアパスです。現在では3か月で寿司職人を目指す養成学校もあるため、学校見学や面談を通して自分に最適なキャリアパスを見つけましょう。

就労ビザの申請をする

日本を出て海外で働く場合は「就労ビザ」というものが必要です。取得方法は、それぞれの国の在外公館(大使館・領事館)のホームページで確認できます。

必要な資金を用意する

海外転職にかかる費用は、国によって異なりますが、最低でも100万円貯めておくと安心です。

海外転職にかかる初期費用は、渡航費や生活費などが当てはまります。

できるだけ費用を抑え、経済的な余裕がある状態で海外生活ができると、心に余裕ができてストレスを減らせるでしょう。

 

例えば....

・シェアハウスにして家賃を抑える

・格安航空会社を選んで渡航する

・物価が安い国を選ぶ

工夫次第で負担が軽減できます。

 

語学力を向上させる

言葉は、私たちの生活に密接に関わっており、生きていくうえで必要不可欠ですよね。今は即時通訳アプリがあるため便利になりましたが、働いているときに、毎回アプリを使う余裕はありませんよね。現地の言葉を話せるようになることは、すなわち現地での暮らしに適応することを意味します。寿司職人としての新たな人生を歩むためにも、言語の習得は必須なのです。

 

寿司職人学校をお探しなら「飲食塾」へ!

飲食塾は、飲食業界に古くから根付く修行をアップデートし、最長3カ月という短期間で日本の「食」文化を担う人材を育成・輩出しています。日本食の卓越した技術を3カ月で習得できるのは、古くからある慣習をゼロベースで見直し、短期間で習得する方法をアップデートし続けているからです。

飲食塾が選ばれる理由5選

飲食塾が選ばれる理由は大きく分けて5つあります。

①圧倒的な練習量で“実践”を重視

3カ月で握る寿司は2500貫、捌く魚は約30種類以上。修業の概念を覆し、入塾2日目から寿司を握ります。とにかくやってみる、失敗しながら学んでいくという“トライアンドエラー”を重視しています。生徒の習熟度を測るために定期テストもおこないます。

②質問しやすい少人数制クラス

少人数制だからこそ、講師が生徒1人1人を見る時間が長くなります。そのため、1人の生徒に対して細かく深くアドバイスすることができます。生徒自信も、その場でフィードバックを得て都度やり方を修正できるため、間違ったやり方で覚えてしまうのを防ぐことができます。講師との距離も縮まりやすいため、卒業後も連絡をとる生徒さんもいらっしゃいます。出店の相談や寿司の技術についてすぐに相談できる場所があるのは安心ですね。

③実際の営業で現場を学ぶ

飲食塾の強みの1つに、「実店舗でのランチ営業」があります。これは、飲食塾に併設された店舗“守破離”にて、実際のお客様を対象にランチ営業をおこなうカリキュラムです。仕入れから仕込み、調理、接客までの全てを生徒たちだけで担う「塾生による塾生のための店舗」です。飲食店の現場では「調理学校を卒業したばかりの人が思うように活躍できない」という声が多いことをご存じでしょうか?料理人は腕前だけがすべてではありません。お客様に合わせて臨機応変に対応する力が重要であり、その力を育てるのが“守破離”の目的です。

④人を育てる力のある講師

飲食塾の講師陣は単に「教える」技術に長けているだけではなく、実際に店舗を運営・経営した経験のある方がそろいます。こ「教える→学ぶ」よりも、「身に付ける→実践する」を重視し、それらをしっかり経験できるよう圧縮して提供します。米や酒などの特別授業では、その道の専門家を招いて講義をおこないます。中でも毎期人気の特別授業が「津本式」。考案者である津本光弘さんが、日本の魚食文化に革命をもたらした“究極の血抜き”を指導してくださいます。

⑤海外出店など卒業後も全力サポート

飲食塾を運営する”G-FACTORY株式会社”は、飲食店の成長支援・課題解決をおこなうソリューションカンパニーであり、国内外5000店舗以上(※)の飲食店の出店支援実績があります。当社で蓄積したノウハウを生かし、飲食塾を卒業された皆様を卒業後もサポートいたします。開業には多額の資金と労力が必要になります。開業の第一歩となる物件探しをはじめ、工事費や物件取得費などの資金確保、従業員の募集や店舗の宣伝など、店をオープンするのは簡単なことではありません。「面倒だな…」と感じませんか?これらの手続きはすべて当校が引き受けます!そのほか、卒業後は希望に応じてマンツーマンのレッスンを受講できます。現場に出る前の腕試しの場所として、守破離の貸し出しもおこなっています。

(※)2024年6月27日時点

 

寿司職人コースの概要

詳細は飲食塾の公式HPよりご確認ください!

飲食塾 | 店舗併設で職人を養成する 実践調理学校

 

 

金額(税込表記)

入学金

110,000円

受講料

1,210,000円

実費

50,000円程度

(教本・包丁セット・白衣・帽子)

受講期間

3カ月

コース開始月

1月・4月・7月・10月

まとめ

寿司職人として海外で働くのは簡単なことではありませんが、給料や経験値などのリターンが大きい挑戦だと言えます。とはいえ、すぐに決断できることでもないですよね。「寿司の技術を学ぶうえで大変なことは何か?」「国内外で出店する場合はそれぞれどのぐらいの費用がかかるのか?」など、悩んでいることがあればぜひ飲食塾へご相談ください。入塾のご意志がなくても、相談はいつでも受け付けております!