2026/03/04
外食費15,586円のリアル――2024年11月データから考える売上回復戦略【家計調査2024年11月】
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- 2025年1月10日に、総務省統計局から「家計調査」(2024年11月分)が公表されました。飲食店経営では、顧客ニーズや時代の変化を捉えることが重要です。
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外食支出は回復中!あなたの店でも活かせる最新データとは?
2024年11月の家計調査によると、二人以上の世帯における11月の消費支出は1世帯あたり全国平均295,518円となっています。この数値は前年同月比+1.5%であり、前年と比較すると消費額が増加していることが分かります。(※物価変動などを考慮した上での実質数値)
特に、2024年に入って以降、11月は7か月ぶりの実質増加となっています。
一方、外食支出に限った場合、全国平均は15,586円で、前年同月比0.29%増加しました。この数字は外食市場が回復傾向にあることを示しています。しかし、全体の消費額と比較すると上がり幅は小さく、依然として外食控えが続いているとも考えられます。実際、コロナ禍前の2019年と比較すると、実質値での支出額はまだ低い水準にとどまっています。 -
ジャンル別の外食支出|あなたの業態はどう影響を受ける?
ジャンルごとの支出割合を知ることで、自店が伸ばすべきメニューやサービスのヒントが見えてきます。 実際に、外食支出を細かく見てみると、2024年11月の家計調査におけるジャンル別の支出割合は下記となっております。
2024年11月の家計調査データによるジャンル別の支出割合では、2019年と比較して「日本そば・うどん」や「ハンバーガー」の割合が増加している一方で、「飲酒代」の割合が減少していることが分かります。 物価高による節約志向の高まりが、リーズナブルで手軽に満足感を得られる「日本そば・うどん」や「ハンバーガー」の人気を押し上げていると推測されます。
また、コロナ禍以降の家飲み文化や宴会離れが、飲酒代の減少につながっている可能性も考えられます。ただ、前年度比で約1.5%の増加が見られることから、徐々に消費者がコロナ禍以前の食習慣に戻りつつある兆しも感じられます。このようなデータは、飲食店のメニュー開発やマーケティング戦略にとって非常に貴重な情報源となります。外食支出から読み解く!家計調査データを経営に活かす
- 上記のデータを活用し、実際の経営戦略に市場の動きを上手く反映させていきましょう。例えば、下記のような施策が考えられます。
- リーズナブルな価格帯のメニュー開発
- 節約志向の高まりに対応し、価格帯を抑えたメニューやセット商品を導入することで、消費者のニーズを掴みやすくなります。「日本そば・うどん」や「ハンバーガー」などの需要が高まっているジャンルに特化したキャンペーンやイベントを展開し、消費者の関心を引き付けましょう。
- 家計調査などのデータを活用し、顧客の消費傾向に合った広告配信やSNS施策を行うことで、効果的にターゲットを絞ったアプローチが可能になります。
- 上記のデータを活用し、実際の経営戦略に市場の動きを上手く反映させていきましょう。例えば、下記のような施策が考えられます。
柴田彩
大学ではインターナショナルビジネスとマーケティングを専攻しました。多文化な環境で暮らす中で、「言葉で伝えること」の力と難しさ、そして面白さを日々実感してきました。 このサイトでは、日本の飲食業界における外国人材の受け入れや、「特定技能」制度に関する情報を中心に発信しています。制度や手続きといった堅いテーマも、できるだけわかりやすくお届けできたらと思っています。誰かの「なるほど」「知らなかった!」という気づきにつながる、そんな記事を目指しています。
柴田彩
大学ではインターナショナルビジネスとマーケティングを専攻しました。多文化な環境で暮らす中で、「言葉で伝えること」の力と難しさ、そして面白さを日々実感してきました。 このサイトでは、日本の飲食業界における外国人材の受け入れや、「特定技能」制度に関する情報を中心に発信しています。制度や手続きといった堅いテーマも、できるだけわかりやすくお届けできたらと思っています。誰かの「なるほど」「知らなかった!」という気づきにつながる、そんな記事を目指しています。
