2025/04/24
モスバーガー、西日本に加え大崎でも!「淡路島たまねぎバーガー」10周年で期間限定販売

春の定番商品が東京初登場 地域限定から首都圏へ展開強化
モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービス(東京都品川区)は、2025年5月7日(水)から5月中旬までの期間限定で、「淡路島産 たまねぎバーガー 和風しょうゆ仕立て」を販売する。関西・中国・四国エリアの店舗に加え、今年は東京都内の「モスバーガー大崎店」でも初めて取り扱いを開始する。販売10周年の節目に、地域限定商品を首都圏へと拡大する動きだ。
「淡路島産 新たまねぎ」を活かした春限定メニュー
同商品は、糖度の高い淡路島産の「新たまねぎ」をスライスし、醤油ベースのたまねぎソース、かつお節を加えた和風仕立てのハンバーガー。490円(チーズ入りは530円)で販売される。契約農家の畑で収穫された旬の食材を使うこのバーガーは、地域の風土と季節感を前面に打ち出し、春の定番商品として定着。例年早期完売店舗も見られる人気商品となっている。
地域密着×限定性が生むブランド価値と集客力
モスバーガーが今回、大崎店という首都圏の旗艦立地に投入した背景には、「全国一律ではない商品展開」による差別化戦略がある。大手チェーンにおいても画一性より「地域性」が重視される中、産地の明確な限定素材を打ち出す姿勢は、原価高騰下でも価格以上の価値訴求を可能にする手法のひとつといえる。加えて、大崎駅周辺というオフィス街での販売は、グルメ志向の高いビジネスパーソン層の獲得にも寄与すると見られる。
飲食店経営への示唆:地方の“強み”を都市で武器に
飲食店にとって「産地×季節感×限定性」は、都市部での販促力を高める重要なファクターである。地元の素材を都会の店舗でアピールする取り組みは、サプライチェーンの工夫を前提としつつも、SNSでの拡散や話題化にも繋がりやすい。今後、地場食材や期間限定メニューをどのようにブランド構築・客層獲得に活かしていくかは、地域飲食店にとっても参考になる事例と言えるだろう。
