2025/06/11
すき家に甘辛ダレ×ボリューム満点の定食が新登場
人気牛丼チェーンすき家は、２０２５年６月１７日（火）より、全国の店舗で新メニュー「牛カルビ焼肉定食」を発売する。ニンニクとりんごの甘みを効かせた特製ダレで焼き上げた牛カルビに、国産米のごはん、味噌汁、サラダを組み合わせた定食スタイルが特徴だ。おんたま・キムチ・チーズなどのトッピングメニューや、選べるごはんの量と肉二倍盛りのオプションによって、豊富なカスタマイズも同時に展開している。更に、すき家公式アプリでは発売を記念して７０円引きクーポンを配布するなど、販売初期の集客強化を狙った施策も実施される。
メニュー戦略と販促をかけ合わせたすき家の好事例
今回のすき家の取り組みは、主力となるメニューを軸に、トッピングやボリューム展開によって多様なニーズに応える構成となっている。加えて、デジタル施策としてアプリを連動させることで販促効果を高めているという点も特徴的である。原価高騰や人手不足といった課題に直面する飲食業界において、ひとつのメニューを多角的に活用し、効率よく売上を伸ばす実践的なモデルと言える。
トッピングを活用した新メニューで「飽きさせない」工夫を
トッピングの組み合わせによってメニューを複数展開する方法は、限られた食材でも顧客に”選べる楽しさ”や”こだわり”を提供し、リピート利用を促進する施策として非常に効果的である。すき家が行うようなアレンジ展開は、特に定番商品に新鮮味を加えたい場合や、メニュー開発のリソースが限られている店舗にとっては参考になる。トッピングの工夫次第で、既存の料理に新たな付加価値を与えることが可能になる。
デジタル施策で来店促進効果
アプリ限定のクーポン施策も注目に値する。すき家では「期間限定」、「割引明示」、「デジタル誘導」という三要素を活用し、短期間での来店促進を狙っている。中小規模の飲食店であっても、LINE公式アカウントやSNSのキャンペーン投稿など、低コストで始められる手段は多い。
今後の飲食店経営においては、メニュー戦略とデジタル販促をいかに連動させるかがカギとなるだろう。
