カステラ玉子！短期実践の寿司学校「飲食塾」寿司職人コース

市場もお休み明けで、予定していた鳥貝が入荷できず。こういう時は臨機応変に。今日はカステラ玉子の新しい授業と、アジ・小肌の復習を行いました。

アジはこれで3回目、小肌は2回目。
少人数制のクラスなので、一人ひとりの手元をじっくり見られるのが飲食塾のいいところです。
今日はちょっと厳しめに、「メモ、ちゃんと取ってる？」と確認。
…正直、全然でした（苦笑）。
でも、寿司の仕事は“手の感覚”と同じくらい、“記憶”が命です。
だからこそ、酢締めの時間や処理の順番など、大事なポイントはしっかりノートに書き残すよう伝えました。

アジの仕込み、回数を重ねていても、まだ手が追いついていない様子。
技術は“できてるつもり”が一番危ない。
もう一度、基本から丁寧に。これは私のほうも気合いの入れどころです。

だし巻き玉子は今回で4回目。
まだうまく返せていないけれど、玉子を使う前に濡れ布巾での練習を提案。
「まずは手の動きを覚えよう」と声をかけると、ちょっとだけ表情が明るくなったのが印象的でした。

午後は巻物の授業。
包丁の動き、ようやく少し改善の兆しが。
「おっ、今日は切り口きれいだね」と思わず声が出ました。
こういう小さな進歩が、教える側としても本当に嬉しいです！