2025/04/17

【なか卯】話題の新商品「ウニまぐろ丼」で“プチ贅沢”需要に応える戦略

目次

なか卯が放つ渾身の海鮮丼、「ウニまぐろ丼」全国443店舗で販売へ

丼ぶりとうどんのチェーンを展開する株式会社なか卯は、4月23日(水)より全国のなか卯443店舗(一部店舗を除く)にて、新商品「ウニまぐろ丼」の販売を開始する。
本商品は、粗めに叩いたマグロたたきと濃厚な味わいのウニ、そしてなか卯自慢の“こだわり卵”を使用した錦糸卵を一つの丼に盛り込んだ華やかな三色丼。酢飯風のタレを絡めたごはんとともに提供されるこの丼は、別添えの長野県安曇野産の本わさびを加えることで、味の奥行きと清涼感を引き立てる。

なか卯の“贅沢系”戦略、テイクアウトでも高単価を狙う

販売価格は並盛1,180円(税込)から特盛1,990円(税込)まで全4サイズを展開。テイクアウトにも対応しており、家庭でも手軽に“外食品質”を楽しめる。近年、テイクアウト比率が高まる中で、こうした高付加価値商品の導入は客単価の底上げを狙う有力施策だ。
とりわけ、「ウニ」「マグロ」「本わさび」といったキーワードは、原価率こそ高いが集客力が高く、“プチ贅沢”や“ご褒美需要”を狙った価格設計がしやすい。なか卯の戦略としても、従来のうどん・牛丼系主力商品とは異なる層の取り込みが期待される。

なか卯から学ぶ、飲食店の高付加価値商品開発のヒント

外食業界全体では、物価高騰や人件費上昇が続く中、値上げだけではない「高単価商品の開発」が重要なテーマとなっている。なか卯のような大手チェーンでも、高級食材を取り入れた季節限定商品で話題を呼び、来店動機を創出している。
飲食店経営者にとっても、ウニやマグロといったアイコン食材は「特別感」や「写真映え」を訴求しやすく、SNSや口コミでの拡散力も高い。「少し贅沢な一品」を軸としたメニュー設計は、今後も注目すべき取り組みとなりそうだ。

 

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織田 夏海
GーFACTORY株式会社 Promotion Support 飲食店舗のHPやSNS運用、メディア向けリリース業務などを通して「食」の世界に触れてきました。また、これまで飲食店経営者へのインタビューや飲食業界のSDGsに関する特集記事など、飲食業界に特化した記事を執筆してきました。このサイトでは、これらの経験を活かし、飲食業界の皆様に役立つ情報や、日々の業務に役立つヒントを提供していきます。
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