【飲食店のSNS集客基礎知識】Instagram・TikTok・YouTube・X(旧Twitter)の客層、メリットデメリット等徹底比較!

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    SNS全盛時代の今、飲食店を知る・調べる方法が大きく変化しました。特に、20代の若年層を中心に飲食店のリサーチはSNSを利用するケースが多いです。そのような時代を背景に、SNSで情報を発信する飲食店が増えていますが、うまく活用できていないという悩みを抱えているオーナー様は少なくありません。

    そこで、飲食店がSNSを活用するための基礎知識や使い分けについて紹介します。

    なぜ飲食店によるSNSの利用が増加しているのか?

    集客のために広告を出したい!でも、広告費をねん出するのが難しい……。そのような場合でも気軽に始められるのが、SNSを使った集客です。無料でアカウントの作成・投稿ができることから多くの飲食店が広報・集客ツールとして活用しています。
    また、拡散されやすい・特定のニーズにアプローチしやすい、コメントなどの機能を活用してお客様からの意見を吸い上げやすい、など多くのメリットがあることから、SNSで情報発信する飲食店は増え続けています。

    どのSNSを使えばいい?

    SNSの活用で、まずつまずきやすいポイントが、どのサービスを利用するかです。ずばり、飲食店運営におすすめなのが、Instagram・TikTok・YouTube・X(旧Twitter)です。
    これら全てのSNSを運用できれば、さまざまな年齢層やニーズにアプローチできます。しかし、なかなか同時に複数を運用するのは時間的にも難しいです。効率よく集客するためには、自店にマッチしたものを選ぶ必要があります。

    そこで、まずは各SNSの特徴を理解しましょう。

     

    Instagram

    メインユーザー層の20代は78.6%が利用しており、2番目に多いのが10代で72.3%、次いで30代の57.1%と続きます。男女利用率は男性42.3%女性54.8%です。
    写真・動画投稿がメインのSNSで、おしゃれな写真をずらりと並べるなど、工夫次第でオリジナルの世界観をつくることができます。
    視覚で魅力を伝えることができる飲食店にとっては、親和性の高いSNSです。投稿時に#(ハッシュタグ)をつけたキーワードを記載できます。ハッシュタグ+キーワードで検索すると、そのハッシュタグとキーワードが記載されている投稿を一覧で表示してくれます。お店の位置情報を投稿に飲食店を検索する際はこの機能を利用するユーザーがほとんどです。

     

    TIkTok

    メインユーザー層の10代は62.4%が利用しており、次いで20代が46.5%、30代になると23.5%とぐっと利用率が下がります。他のSNSに比べ最もユーザーの年齢層が低いことが特徴です。男女利用率は男性22.3%、女性27.9%です。

    15秒~1分程度の短い動画を作成できるSNSで、TikTokのおすすめ欄に掲載されると、1日で数万人に視聴される可能性もあり、拡散力の高さが特徴です。
    しかし、広告の要素が強い動画は視聴数が増えにくいという傾向があるため、投稿する内容には工夫が必要です。

     

    YouTube

    メインユーザー層の20代は97.7%、続く10代も97.2% 、30代が96.8%と他のSNSに比べ全世代の利用率が高く、40~60代の世代でも60%以上利用されています。男女利用率は、それぞれ87.9%です。

    長編動画から10秒程度のショート動画まで、さまざまな動画を投稿でき、投稿したものは半永久的に蓄積されるため資産性が高く、登録者数・再生数があがれば広告収入も期待できます。
    一方で、特に長編動画は編集スキルが必要となり、運用しづらいというデメリットがあります。

     

    X(旧Twitter)

    メインユーザー数の20代は78.6%が利用しており、2番目に多いのが10代で67.4%、次いで30代の57.9%と続きます。男女利用率は男性46.5%、女性45.9%です。日本はアメリカに次いで、世界で2番目にユーザー数が多いことでも知られています。
    140字の短い文章と画像・動画を発信でき、ここまで紹介したSNSとは異なり文章を主体としているため、具体的な情報を提供できます。
    情報の入れ替わりが激しく、旬の話題や内容のおもしろさが重要となります。他人の投稿を自分のフォロワーにシェアできる「リツイート機能」があるため、即効性があり、高い拡散効果が見込めます。

    (※1)リール動画・・・最長90秒の縦動画を作成・投稿・発見できるInstagramの機能

    文中の各SNS利用率の出典:総務省情報通信政策研究所「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」

    お店ごとに合ったSNSを活用する

    飲食店におけるSNSマーケティングは1日で効果が出るものではありません。コツコツ投稿を継続してファンを作り、売り上げに繋げていく必要があります。また、SNSによっては若年層の利用者が多いため、自店のターゲットとマッチするかが重要です。まずは自店に合ったSNSに注力しましょう。
    下記のマトリクスから該当する部分を選定し、どのSNSが自店に合っているかを確認してください。

    ※当社調べ

    まとめ

    SNSは広告費をかけずに高い宣伝効果を見込める、飲食店にとって魅力的なツールです。
    最大限に活用できるように、それぞれのSNSの特徴と自身の店舗のターゲットを照らし合わせながら運用しましょう。