2025/04/10
サンマルクHD新業態「BAKERY CAFE C」を難波に開業、既存店との差別化図る

サンマルクHD、なんばに新業態「BAKERY CAFE C」4月22日開業
株式会社サンマルクホールディングス(以下、サンマルクHD)は、2025年4月22日(火)になんばCITY本館1階に新業態となる「BAKERY CAFE C(ベーカリーカフェシー)」をオープンすると発表した。同社は、「サンマルクカフェ」や「倉式珈琲店」など複数のカフェ業態を展開しており、今回の新業態では、店内で焼き上げるパンとスペシャルティコーヒーを中心に、より洗練されたカフェ体験を提供するという。長年培ってきたノウハウを持つ大手カフェチェーンによる新たな挑戦は、同業他社にとっても注目すべき動向と言えるだろう。
新業態の空間と厳選素材へのこだわり
「BAKERY CAFE C」のブランドコンセプトは、Croissant(クロワッサン)、Coffee(コーヒー)、Café(カフェ)の頭文字である「C」を中心に据えている。店内では、バターの香り豊かなクロワッサンをはじめとする30種類以上のパンを焼き上げるほか、パンとの相性を追求した京都発「小川珈琲」のスペシャルティコーヒーを提供する。特に、店内で手作りされる生クリームは、北海道浜中町産の高品質な生乳と生クリームを使用するなど、素材へのこだわりが光る。また、63席の店内にはWi-Fiやコンセントを備えた席も用意されており、ショッピングの合間の一息や、ちょっとした休憩など、様々なシーンで心地よく過ごせる空間となっている。
サンマルク既存業態との差別化と新たな魅力の発信
サンマルクHDは、これまでも「サンマルクカフェ」で焼きたてパンと一杯立てコーヒー、「倉式珈琲店」でサイフォンで丁寧に淹れたコーヒーと落ち着いた雰囲気を提供してきた。「BAKERY CAFE C」では、これらの既存業態とは異なる、クロワッサンを主軸とした豊富なパンのラインナップと、洗練されたカフェスタイルを提案することで、新たな顧客層へのアプローチを図る。今月より開催される大阪・関西万博を見据え、国内外からの観光客にも「最高のひととき」を提供していくという同社の意気込みが感じられる。既存のカフェ業態と新業態が、それぞれの強みを活かしながら、多様なニーズに応えていく戦略は、今後の飲食業界における店舗展開の一つの方向性を示すものと言えるかもしれない。
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