2025/04/23

大阪王将・日高屋が冷やし中華の新商品を発表 夏の麺戦争が本格化

目次

大阪王将、2つの新商品で“選べる冷やし”を提案

中華料理チェーンの大阪王将は、2025年4月24日(木)から9月30日(火)までの期間限定で、夏季定番の新商品『五目冷やし中華』と『紅油冷やし担々麺』を販売する。前者は醤油ベースのさっぱり味に、錦糸卵や中華クラゲなど彩り豊かな具材をのせ、幅広い層に訴求。後者は紅油と山椒が効いたピリ辛担々スープに、ピーナッツや肉味噌をトッピングした一杯で、暑さを吹き飛ばすインパクトある味わいが特徴だ。

価格は『五目冷やし中華』が税込820円、『紅油冷やし担々麺』が税込890円~。どちらも店内飲食限定での提供となる。

日高屋、黒酢の冷やし麺で“進化系さっぱり”を打ち出す

一方、首都圏を中心に展開する日高屋では、2025年4月25日(金)より毎年人気の夏季新商品『黒酢しょうゆ冷し麺』を発売開始。今年は使用する麺をウェーブからストレートにリニューアルし、よりしなやかな質感と小麦の風味を楽しめる仕立てに進化させた。

黒酢・リンゴ酢・レモン汁を独自ブレンドした酸味のあるタレは、すっきりとした味わいで食欲が落ちる暑い日にも最適。具材はきゅうり、錦糸玉子、わかめ、ハムと定番を揃え、価格は単品で税込650円。餃子セット・半チャーハンセットも各940円(税込)で用意されている。

大阪王将・日高屋 夏季限定メニュー冷やし麺は“勝負の一皿”

夏場の飲食業界は、冷たい麺類や辛味メニューの売上が鍵を握る。とくに例年6月~8月が冷やし中華・冷麺系の“ハイシーズン”となる。大阪王将のように「さっぱり」と「刺激」を使い分ける戦略は、幅広い客層へのアプローチに有効だ。800円台の価格設定は、客単価の底上げを目指す近年の外食業界の流れを反映したものとも言える。

一方、日高屋は、麺をウェーブ状からストレートに変更するなどリニューアルを実施。黒酢・リンゴ酢・レモン汁をブレンドしたタレも相まって、さっぱりとした味わいが特徴の一杯に仕上がっている。税込650円という価格設定や、セットメニューの充実もあり、日常の食事として利用しやすい構成となっている。

注目すべき冷やし麺の“売れる条件”とは

冷やし中華市場では「具材の多様性」「タレの差別化」「麺の食感」が勝負どころ。近年は“紅油”や“黒酢”など調味料による差別化や、“映え”を意識したビジュアル訴求も鍵となっている。今回の大阪王将と日高屋の新商品は、それぞれに異なるアプローチながらも、「原価にメリハリをつけて満足感を演出する」点で共通しており、開業・経営者にとっても冷やし麺導入の好事例と言えるだろう。

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